スプラトゥーン 戦略的ビーコン論
皆さんジャンプビーコンは使っていますか?
ロラコラのダイオウイカのオマケ程度にしか考えてなかったりしませんか?
今回はジャンプビーコンの強さについて書いていきます。
基本性能
・スーパージャンプすることができるビーコンを1人3つまで設置する(4つ目以降は古いものから壊れる)
・インク消費90%
・ジャンプビーコンにジャンプする際にジャンプマーカーは出現しない
・敵味方どちらのマップにもビーコンの位置が表示される
・所持武器は「ボールド」「デュアルカスタム」「ロラコラ」「ホクサイ」「リッターカスタム(スコープ)」の計5(6)種類
ビーコンの役割について
復帰用ビーコン
前線一歩手前にビーコンを設置し、自分や味方の戦線復帰速度を早めます。トータルで見ると前線に留まる人数が多くなるため、拮抗した状況で勝ちやすくなり、押されても早い段階でフォローに間に合うようになります。
自陣側に配置するため相手に依存しにくく、ゾンビ戦法と同じような効果を味方全体に発揮してくれるため、ビーコンの最も基礎的な使い方と言えます。
撤退用ビーコン
敵と距離を取りたいときや、前線から退避するの手段として、敵からはまず壊されない自陣高台などに置くビーコンのことです。リスポーンに飛ぶよりも早く戦線復帰ができますが、自陣付近に置く関係で復帰用ビーコンとしては機能しない場合が多いです。
ダイオウで敵陣に切り込むことの多いロラコラホクサイリッカスで有用なビーコンです。特にリッカスは接近拒否の手段としても使えるため、初動で定位置に着く前に一つ置いておくとよさげです。
撤退用ビーコンの存在をあらかじめ知っておく必要があるため、味方に及ぼす効果はあまりありません。前線で無茶した時の保険用ビーコンなので、味方に頻繁に使われるとむしろ困ります。
荒らしビーコン
敵陣のいやらしいところや、裏取りの足掛かりになる場所に設置するビーコンのことです。一度敵陣深くまで潜り込む必要はありますが、残っていれば音もなく相手の背後を取れ、それを防止するために敵は無視できないため囮にも進行妨害にもなります。
この役割のビーコンを置くときはできるだけ固めずにおくことが重要になります。敵はビーコンを壊してもしばらくはジャンプできるため、複数個のビーコンを離して置くとビーコンを壊した相手の背後を取れる機会も出てくるためです。
レーダービーコン
この複数の役割を持つビーコンにとあるギアパワーをつけることで、更なる力を(特に荒らしの面で)発揮します。
そう「スタートレーダー」です。
スタートレーダーはアップデートで強化され、リスポーンから出てもしばらく相手の動きが見えるようになり、相手のブキ種も確認できるようになりました
このギアパワーをつけることで、
「敵に警戒されているビーコン・敵が無警戒なビーコンを把握し、最も安全に復帰できるビーコンはどれか」
「自分にとって有利なブキ・不利なブキの場所、およびそれを踏まえたうえで飛ぶべきビーコンはどれか」
「ビーコンを壊した相手の居場所、およびビーコンを壊した後もジャンプに警戒されているか」
をジャンプ前から着地寸前まで把握することができるようになります。また、状況把握をジャンプ中でも行えるようになるため、普通では怖くて使えない戦場のど真ん中に置かれたビーコンですら有効に使うことができるようになります。
このように「マップ全体を把握しどう攻め落とすか考える」まさに軍師のような立ち回り(動かせる駒は自分だけですが…)が可能になります。雷神と恐れられたボールドも、マップを片手に走り回る軍神ボールドになれるのです。
ただ、スタートレーダー使った立ち回りは「最前線で大暴れ!」な立ち回りが最も恩恵を受けるので、後方支援が主軸になるデュアルカスタムやリッカス(スコープ)にはあまり向いていないかもしれません。
このようにビーコンは戦略的に使うことが求められる高度なサブウエポンです。上手く使いこなせば、「俺が試合をコントロールしているんだ!」という錯覚に陥ることもあります。楽しいです。
ビーコンをあまり使わない方や、設置場所をあまり考えずにおいている方は、自らの活躍のためだけでなく、チームの勝利のためにビーコンの使い方を今一度見直してみてはいかがでしょうか?